10月から消費税が引上げられるが、増税後の10%の税率の対象になる新築住宅取得や
リフォームを行った場合には「次世代住宅ポイント制度」によって、一定のポイントがもらえます。
リフォームの場合、1戸当たりのポイント発行数は30万ポイントが上限ですが、
既存住宅(中古住宅)を買ってリフォームする場合には、なんと!最大60万ポイント!
新築より格段に有利なので、既存住宅(中古住宅)やリフォーム工事を検討中のあなた!
チャンスです😀
1⃣ 住宅ローン減税の控除期間を3年間延長
2⃣ すまい給付金の給付額を最大50万円に拡充
3⃣ 新たな住宅ポイント制度の創設
4⃣ 贈与税非課税枠を最大3000万円に拡大
このうち、1⃣2⃣4⃣は既存制度の拡充ですが、新たに創設される制度として注目されているのが、
3⃣の「次世代住宅ポイント制度」です。
一定条件を満たす住宅の新築やリフォームに対してポイントが付与されて
さまざまな商品などと交換できる制度です!
2019年4月以降に建築請負契約を行い、消費税率が10%になる2019年10月以降に引渡しの
物件が対象です!
新築の場合、エコ住宅・長持ち住宅・耐震住宅・バリアフリー住宅のいずれかにあてはまる場合、
1戸当たり30万ポイント(30万円相当)で、長期優良住宅などはなんと!ポイントが加算されて、
35万ポイントに!!
それに対して、リフォームに関しては下記の表にあるような工事が対象になりそれぞれ工事部位ごと
にポイントが決まってます。
それらを合算した1戸当たりの上限が30万ポイントです。
例えば、バリアフリー改修の手すり設置は1か所で0.5万ポイントなので5か所で2.5万ポイント
段差解消は1か所で0.6満ポイントなので5か所で3.0万ポイントと加算していくことができます!
その上限が30万ポイントなんです。
なんと、リフォームにはポイント上限を引上げる特例が設けされていて大きなメリットに!
2018年12月21日(閣議決定日)の時点で満40歳未満の方、または同日時点で18歳未満の子供がいるか
申請時点で18歳未満の子供がいる子育て世帯が対象で1戸当たり最大で45万ポイントまで引上げられます!
さらに、若者や子育て世帯が既存住宅を取得してリフォームするときには
上限が60万ポイントまで引上げることが出来るんです!!
しかも、既存住宅を取得してリフォームする場合には、一覧表にあるリフォームのポイントが
2倍になる特例もあるので、上限までポイントを取得できる可能性が高いのです。
これは、少子化に対応して若者や子育て世帯への支援をより手厚くしようという考え。
ってことはシニア世代にはメリットがないのか!?1?…そうでもないみたいです😆
若者や子育て世帯以外でも『安心R住宅』を取得してリフォームを行うときには
上限が45万ポイントに引上げられることになっています!
この『安心R住宅』に関しては、インスペクションの実施やリフォーム提案が付いていることなどが条件。
これらはトラブルを防止し、リフォームや中古住宅流通を促進するためには有効な制度だけに、
この次世代住宅ポイント制度の運用のなかでこうした制度を普及させていこうとする
狙いもあるかもしれませんね。
なお、この制度は2019年度予算による時限措置なので、2020年3月末までの制度。
予算が尽きそうな場合はそれ以前に終了する可能性もあるので注意が必要です😌
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1戸当たり上限30万ポイント |
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若者・子育て世帯がリフォームを行う場合、 上限を45万ポイントに引上げ。既存住宅 (中古住宅)の購入を伴う場合は、 上限60万ポイントに引上げ |
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若者・子育て世帯以外の世帯で、 安心R住宅を購入しリフォームを行う場合、 上限を45万ポイントに引上げ |
ポイント数 | |
断熱改修(内外窓・ガラス) | 0.2~2万×箇所数 |
断熱改修(ドア) | 2.4,2.8万×箇所数 |
断熱改修(外壁) | 5,10万 |
断熱改修(屋根・天井) | 1.6,3.2万 |
断熱改修(床) | 3,6万 |
エコ住宅設備(太陽熱利用システム、 高断熱浴槽、高効率給湯器) |
2.4万 |
エコ住宅設備(節水型トイレ) | 1.6万 |
エコ住宅設備(節湯水栓) | 0.4万 |
耐震改修 | 15万 |
バリアフリー改修(手すり) | 0.5万 |
バリアフリー改修(段差解消) | 0.6万 |
バリアフリー改修(廊下幅等拡張) | 2.8万 |
バリアフリー改修 (ホームエレベーター設置) |
15万 |
バリアフリー改修(衝撃緩和畳の設置) | 1.7万 |
家事負担軽減設備(ビルトイン食器洗浄、 掃除しやすいトイレ、浴室乾燥機) |
1.8万 |
家事負担軽減設備 (掃除しやすいレンジフード) |
0.9万 |
家事負担軽減設備 (ビルトイン自動調理対応コンロ) |
1.2万 |
家事負担軽減設備(宅配ボックス) | 1万 |
リフォーム瑕疵保険の加入、 インスペクションの実施 |
0.7万 |
若者・子育て世帯による既存住宅の購入 を伴う100万円以上のリフォーム |
10万 |
【算定特例】
既存住宅を購入しリフォームを行う場合、各リフォームのポイントを2倍カウント
(若者・子育て世帯による既存住宅の購入を伴う100万円いじょうのリフォームを除く)
(資料:国土交通省ホームページより。2019年2月18時点)